三条商工会議所工業部会は24日、同部会で初めての女性向け研修会「はたらく女性のプレミアム女子会」を開き、三条市内の企業などで働く女性30人が参加。企画デザイン事務所(有)エムズグラフィック=三条市西本成寺2=の目黒由賀利社長の講演では、「これからの女子力5カ条」などに目を輝かせて聴き入った。
参加した女性は、製造業、建築業、金融、小売りなど幅広い業種の事務職を中心に技術職やデザイナーなど。同部会は、これまでも社員対象のさまざまな企画を行っているが、女性限定で企画した研修会は今回が初めて。会議所の女性職員が提案した。
あいさつで担当副会頭の兼古耕一副会頭は、中小企業は女性を戦力にしないと生き残れないとも言われると話し、「女性の皆さんに期待しています」。山井太部会長は、「仕事をするうえで、(同会で)横のつながりができたら成功と思う」と、それぞれが初めての企画に期待した。
目黒さんの講演に始まり、兼古副会頭と三条工業会の男性メンバー4人に目黒さんも加わってパネルディスカッション、参加者と講師でグループディスカッション、食事しながら交流懇談会を行った。
目黒さんの講演のテーマは「これからの女子力『5カ条』 女性が自己実現するために必要な要素」。経営者視点でのプロ意識・客観性、強さ・行動力、モチベーション・目標、コミュニケーション能力、こまやかさと勤勉さの5カ条を、すぐに実践できるように具体的に紹介。求められる理由なども加え、働く自信がわいてくるような内容をわかりやすく示した。
講演のレジュメは、表紙が赤い花のデザインで、ページをめくると女の子のイラストやピンク色やオレンジ色なども使ったかわいらしさを盛り込み、女性が親しみやすい、女子力満載の講演だった。
参加者は、勤務先の社長や上司からの勧めで参加した人が多く、緊張感があふれていたが、会場移動のときは名刺交換して笑顔がこぼれ、華やかな雰囲気だった。