「元気磨きたい」として燕市民が元気を増進させるプロジェクトに取り組んだ成果を発表、体験してもらう「元気まつり2014」が1日、燕市吉田産業会館で開かれ、プロジェクトのメンバーも含めて昨年より100人多い約600人が来場してにぎやかに盛り上がった。
燕市は市民主役の健康づくりをと、2008年3月に燕市健康増進計画「磨け!磨け!元気プランつばめ」を策定したのを契機に、元気、健康を増進しようと、市民がさまざまなプロジェクトをつくって1年間、活動する「元気磨きたい」を発足し、今年度で6年目となった。
その1年間の活動の締めくくりが「元気まつり」。ことしは13のプロジェクトが活動し、「元気まつり」では演劇、笹団子の結び方指導、昔遊び、「元気磨きたい」のキャラクター「にこっち」をイメージした「にこっち体操」、着物の試着、手芸品の製作などを行ったほか、佐渡市の「しまびと元気応援団」も加えた14のブースを設けた。
昨年度までは午後から「元気まつり」の本番だけだったが、会員がほかのプロジェクトのブースに参加できないため、午前に内覧会を開いて互いのプロジェクトの参加し、気分を盛り上げ、体も温めてウォーミングアップ十分でスタートした。
オープニングから寸劇仕立て笑わせた。鈴木力市長のあいさつ、各プロジェクトの紹介、会場の全員で「にこっち体操」のあと、今年度、新設のプロジェクト「にこっち楽団(らくだん)」がハンドベル演奏を披露してから各ブースがオープンした。
「健診PR隊」も新設で、しぼったぬれ雑巾の重さで握力などを測るゲーム感覚の体力測定や血圧測定、健康相談、体スキャンなどを行った。
ほかのブースも堅苦しさはまるでなく、プロジェクトの参加者も来場者も高齢の人が中心だが、子どもたちは射的や輪投げに熱中し、着物の試着はことしも女の子に大人気。若い人は年配の女性から笹団子の結び方を教わったり。とにかくどこにいても笑顔や笑い声が絶えず、“笑いの館”となっていた。