三条祭り若衆会(原田洋一会長)は7日、三条市・ジオワールドビップで創立40周年記念式典を行い、昭和49年の同会発足から40年の節目を祝い、さらなる発展を願った。
三条祭り若衆会は、毎年5月15日に三条市・八幡宮の春季大祭で行われる三条まつりの大名行列の人員確保や行列の組立を行い、その伝統を次代に継承している。
高度成長期の後半、それまで祭りに参加していた地域の氏子や一般参加者が不足するようになり、昭和48年を最後に人手不足を補うためにと参加していた県立三条職業訓練校(現県立三条テクノスクール)の生徒が参加できなくなった。このままでは翌年の祭りで大名行列が続けられないと、当時の三条青年会議所が同会を発足させた。
三条青年会議所の会員が白丁の役を務め、その翌年50年から地元の団体の三条エコノミークラブ、三条TMクラブが参加。同会の構成団体のひとつの建青会は、発足前から行列に参加していた。
式典には国定勇人三条市長、斉藤弘文三条商工会議所会頭、三条市議会の横山一雄副議長、三条・八幡宮の藤崎重康宮司らを来賓に迎え、歴代会長や役員など71人が参加した。
三条エコノミークラブから出向の原田会長はあいさつで大名行列の歴史を話し、歴代会長や先輩の功績に感謝。さらに「わたしたちは大名行列においては黒子の存在です。しかし、三条市を代表する神社の八幡宮のご神幸祭に密接にかかわることにより、三条市の発展にかかわることは大いなる誇り」と話し、「この誇りと使命を胸にことしの行列も良かったねと、皆さまから言われるよう、5月15日に向けて努力を積み重ねていく所存」と、同会の果たす役割をかみしめ、決意を新たにした。
国定市長と斉藤会頭の祝辞のあと、35周年から昨年の39周年までの若衆会会長5人を表彰した歴代会長表彰を行い、特別表彰として行列への参加団体6団体と参加企業3社、若衆会功労者として2人と1団体に感謝状を贈った。被表彰者は次の通り。敬称略。
【三条祭り若衆会歴代会長表彰】
【特別表彰】