20日に燕三条地場産業振興センターで行われる平成25年度三条市成人式に向けて、新成人を実行委員に成人式の企画、運営を行う成人式実行委員会は会議を重ねている。
実行委員は前年の実行委員からの紹介や自薦も2人あり、男8、女10の18人。昨年11月8日から実行委員会を開いて第8回となった6日夜に三条市中央公民館で開いた実行委員会には、8人が出席した。
手提げ袋やパンフレットのデザイン、会場で上映する動画を確認し、シナリオに基づいて本番の進行を練習した。
ことしも成人式とそれに続く第二部のアトラクションを行うが、ことしはアトラションの内容を変えた。昨年までは国定勇人市長も進行役となって抽選会を開いたが、ことしは国定市長は参加せずに中学校区別に競うゲーム大会を行うことにした。内容は当日のお楽しみだが、実行委員長の近藤雅哉さん(20)=三条市塚野目=は「実行委員全体でもありきたりはいやだという雰囲気になった」と言う。
ゲーム大会には賞品もある。昨年までの抽選会では当たるのが40人くらいだったが、当たる人が少なくて時間がたつと段々、出席者の関心が薄れていた。そこで常に同じ学校の仲間がステージに上がっていれば盛り上がるだろうと中学校区別のゲーム大会を発案。賞品も単価を安くして数を増やし、120個を用意する。
近藤さんは、高校2年のころから高校生のお笑いグループ「笑健」を結成し、今もその代表を務める。昨年の成人式、実行委員会のようすも見学しており、その経験を生かす。昨年まで実行委員会はグループに分かれて会議を進めたが、ことしはすべての全員で話し合うスタイルに変えた。「いろんなアイデアが出て良かった」と近藤さん。
また、上映する動画は、昨年までは各中学校の先生が登場して新成人にメッセージを伝えたが、ことしは第一中学校が間もなく第一中学校区小中一体校へ移転することもあり、懐かしい各中学校の校舎を撮影した動画を上映することにした。
「再会を懐かしだり、近況報告を聞いたり。一生に一度の成人式の会場で、ふだんにはない楽しみ方をしてほしい」、そして「まず第一に家族や社会に感謝して節度をもちながら参加してほしい」と話している。
このあと13日に第9回実行委員会を開き、本番前日の20日は会場でリハーサル。本番後の20日は第10回実行委員会で成人式アルバムの編集作業などを行う。