三条市では、緑のリサイクルセンターと完熟堆肥化センターの利活用を図ろうと、これまでごみ処理手数料が必要だった受け入れを、4月1日から9月30日までは無料、一部は買い取りに試行的に変更する。買い取りは県内では初めて。
緑のリサイクルセンターは、現行のごみ処理手数料は、せん定枝(太さ10cm未満、長さ1m以下)、樹木の幹(太さ10cm以上、長さ50cm以下)がいずれも10kgあたり40円のところ、試行期間はせん定枝が無料、樹木の幹は逆に10kgあたり30円で買い取る。
完熟堆肥化センターは、現行では生ごみを10kgあたり60円の手数料がかかるが、試行期間は無料になる。
幹は木質ペレットに再利用されるなど、資源として価値のある財産となる。また、買い取りなどのインセンティブで施設の利用を増やそうというもので、国定勇人市長は11日行った定例記者会見で、市内各地に眠っている対象となるごみを「しっかりと集める仕組みをつくりそれをペレット、燃料として加工を加え、バイオマスとして循環していく」とした。