4月20日に燕市・大河津分水で行われる「第72回分水おいらん道中」をメーンに11日から27日まで開かれる「つばめ桜まつり」に向けて、子どもたちから燕市の魅力を発信してもらおうと、燕市観光協会(山崎悦次会長)は、燕市観光PRキャラクター「きららん」も応援に出向いて、児童館など市内4施設で子どもたちから「燕市のいいところ」を書いてもらった。
サクラの花びらをかたどったピンク色のカードに子どもたちからメッセージを書いてもらい、それをサクラの木を描いた模造紙に張って「おもてなしカード桜の木」を作成。それをつばめ桜まつりの期間中、市内の公共施設に掲示して子どもたちの手で「つながり」と「おもてなし」をと初めて行っているもの。
6日に吉田児童センター「わらべ」、児童研修館「こどもの森」、分水児童館「道楽夢」でそれぞれ行い、最後に11日、小中川児童館で行った。小中川児童館には小学生約40人が集まったなかに外から「きららん」が姿を現すと、子どもたちは「あーっ!」と声を上げ、首を伸ばし、目を輝かせて喜んだ。
燕市観光協会事務局職員が、カードの意味を説明して子どもたちに配布すると、子どもたちはさっそく床に座ったり寝そべったりしてサインペンですらすらと燕市のいいところを書いた。「お店で新鮮な野菜を売っている」、「スポーツランドつばめがある」など、いろいろだった。
カードを書いて箱に入れると、分水おいらん道中のおいらん役をモデルにした「きららん」を囲んで興味津々。握手するだけでは収まらずに、さわって感触を確かめたり、“中の人”を確かめようとしたり。「きららん」が帰ろうとすると人をどかして通路をつくってあげ、手を振って見送っていた。
「おもてなしカード桜の木」の掲示場所は作成した施設によって異なり、6日に作成した施設の掲示場所は、吉田ふれあい広場、燕交通公園、JR分水駅と分水さくら公園。小中川児童館の「おもてなしカード桜の木」はJR燕三条駅に掲示する。