県立三条テクノスクールは15日、同校で第2回デザインフォーラム「魅了を生み出す感性品質」を開き、日産「フェアレディーZ」シリーズのデザイン開発に携わったカーデザイナー福士恵児さんを講師に、製品品質と同様に顧客の感性に訴える「感性品質」についての講演やワークショップを行うので参加者を募集している。
講師の福士さんは、1952年生まれ。71年に日産車体工機(株)造形課入社。主にフェアレディーZシリーズ4代のほか、数々の車種のデザイン開発に携わる。2005年、日産自動車(株)へ転籍。デザイン本部パーシブド・クオリティ部で感性品質に従事。12年、同社退職。現在、日産車体(株)へ戻り、内外装・安全装備開発部INST設計勤務。設計者へのバーシプド・クオリティ(感性品質)などの指導にあたる。
フォーラムは1部が午前9時半から正午まで講演、2部が午後1時から4時まで講演とワークショップ。1部の講演では「付加価値を高めるデザインのつぎにあるもの」をテーマに、感性品質やモーターショーにおけるINST加飾の傾向の実施例などについて聴く。
2部は「評価法」の講演とワークショップ。ワークショップは、日産シーマの実車を見ながら解説する実車検証と受講者の持参した自社製品などの感性品質評価を行う。
参加費は無料。定員は40人で、申し込みが必要。開催時間は午前9時半から午後4時。正午から1時間が昼休みだが、昼食については同校に食堂などはないの自分で用意する。
同校では、一昨年の授業で福士さんを講師に招いており、モノづくりに関係する人などにとって有意義な内容だったことから、ぜひ地域の製造業関係者にも聴いてほしいと一般も対象にしたフォーラムを企画。大勢の参加を呼びかけている。
問い合わせや申し込みは、三条テクノスクール(電話:0256-38-8520)へ。