三条市と越後長野温泉「嵐渓荘」(大竹啓五社長)では、15日正午から「嵐渓荘」で文化財講演会「国登録有形文化財 嵐渓荘緑風館 探訪」を開き、燕駅前の建物を移築した緑風館で平山育男長岡造形大教授の講演や見学を行う。
二部構成で、第1部は講演会、第2部は午後1時半から見学会。講演会では、緑風館の国登録有形文化財への登録にあたって丁を行った平山教授が「国登録有形文化財 嵐渓荘緑風館 探訪」をテーマに講演。さらに大竹社長が「歴史的建造物を守り活かす」をテーマに事例紹介を行う。
見学会では、平山教授の説明を聞きながら緑風館を見学。緑風館は、嵐渓荘正面側の部分で、木造3階建ての入母屋造桟瓦葺き、建築面積は140平方メートル。屋根頂部に望楼(ぼうろう)を載せる建物で、昭和8年(1933)ころ、燕市・燕駅前に建築された小川屋旅館の建物を同30年(1955)ころに移築した。平成24年(2012)に国登録有形文化財に登録されている。
講演会の定員は40人で、参加費は無料だが申し込みが必要。定員になったら締め切る。駐車スペースが足りないので集合場所は道の駅「漢学の里しただ」。マイクロバスで「嵐渓荘」へ移動する。集合時間など詳しくは三条市生涯学習課文化財係(電話:0256-46-5205)へ。
また、「嵐渓荘」では当日、講演会後の午後2時から昼食と入浴で2,500円のセットを用意しているので、利用したい人は講演会の申し込みのときにあわせて申し込む。