14日発表された第3回地域産業支援プログラム表彰(イノベーションネットアワード2014)で、燕商工会議所の「磨き屋シンジケート」の取り組みが一般財団法人日本立地センター理事長賞に決まった。
この表彰は、国内の新事業、新産業創出を目的に地域特性に応じた多様な取り組みを評価、普及する顕彰制度。一般財団法人日本立地センターと全国イノベーション推進機関ネットワークが主催する。
今回は25件の応募を審査し、経済産業大臣賞に岡山県津山市・つやま新産業創出機構の「ステンレス加工技術に特化した人材育成とクラスター的取組によるリーディング産業の振興」のほか、文部科学大臣賞、農林水産大臣賞、全国イノベーション推進機関ネットワーク会長賞、一般財団法人日本立地センター理事長賞が1点ずつ、優秀賞2点が決まった。
燕商工会議所が受けた一般財団法人日本立地センター理事長賞は、地域の産業集積や企業間ネットワークが有する技術、知財、人材などを有効に活用し、地域の産業競争力強化に貢献する取り組みであることなどを評価視点としている。選考理由は「金属研磨業の産業集積を活かし、22社による共同受注グループを結成し、国内外からの受注増、後継者の創出・育成を推進。自社ブランドの立ち上げや先端産業からの受注に結び付けている」としている。