三条市ものづくり拠点施設整備検討委員会の第5回検討会で(株)ものづくり学校が施設レイアウト案を示し、シェアオフィスや時間貸しスペースについて意見交換 (2014.3.21)

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今年度で閉校となる三条市立南小学校の跡地利用として「三条市ものづくり拠点施設」整備を検討する「三条市ものづくり拠点施設整備検討委員会」の第5回検討会が18日、市役所で開かれ、アドバイザーの東京都・世田谷ものづくり学校を運営する(株)ものづくり学校が、施設レイアウト案を示し、シェアオフィスや時間貸しスペースについて意見交換した。

「三条市ものづくり拠点施設整備検討委員会」の第5回検討会
「三条市ものづくり拠点施設整備検討委員会」の第5回検討会

「ものづくり拠点施設整備」は、クリエイターとものづくり側をマッチングさせ、新たな商品開発を促すなど、さまざまなインキュベーション機能をもった施設の整備で、三条市の平成26年度主要事業のひとつ。施設は、閉校となった南小学校の跡地に、旧校舎などの施設を改修して整備する。

同検討会は、長岡造形大学の和田裕学長を委員長、兼古耕一(株)兼古製作所社長が副委員長とした委員計6人、ものづくり学校の高山勝樹社長以下同社の3人をアドバイザー、三条商工会議所と燕三条地場産業振興センターと燕三条スタイルからの3人をオブザーバーに、市商工課が事務局となって平成25年11月に設置され、同施設設置の検討を開始した。今年度はさらに検討を重ねて改修工事を行い、27年4月の供用開始を目指している。

検討会には14人が出席。これまでの検討結果も踏まえてものづくり学校がフロアレイアウトなどの案を示して説明。案の段階だが、現在の校舎をリノベーションするもので、音楽室などを利用したシェアオフィススペース、保健室、校長室、職員室を使ったラウンジにはカフェ・サロン・ギャラリー・世田谷とつながるスペース。

家庭科室や理科室をスタジオなどとして活用する時間貸しスペース、一般教室の入居スペース。ライブラリーや3Dプリンターブースなどを提案。このほか、三条市が利用する行政スペースには、青少年育成センター、地域コミュニティ事務所、高齢者交流活動事業、男女共同参画センターなどを設置予定だ。

意見交換では、地域の人や県内外のクリエイターや学生など、入居スペースに入る人はどういうイメージをもっているか、ものづくりの環境などが恵まれている地元で、家賃を払っても使うのかとの指摘や質問などが次々とあがった。

さらに、産業の観点から県外、海外の客を案内するときに、燕市は産業史料館の評判がいいが、三条にはないので諏訪田製作所やスノーピークなどを見てもらっているという話もあり、産業ギャラリー的な設置への意見もあった。また、最近はひらめきを可能にする技術展開のインスピレーションテクノロジーともいわれ、遊びと働くことが融合するような施設になってほしいなどの期待を寄せる意見もあった。。

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