燕市が無償貸与する吉田南最終処分場跡地=燕市上河原=でメガソーラー発電所「メガソーラーTSUBAME site」を運営するPVP JAPAN株式会社(窪倉敏代表取締役・燕市井土巻3)は24日、今年度の売電収入から78万円を燕市子ども夢基金に寄付した。
午後2時過ぎにPVP JAPANから窪倉代表取締役ら3人が市役所を訪れた。窪倉代表取締役は「来年度も寄付を続けられるようにソーラーパネルを良く磨いて頑張る」と言い、鈴木力市長に寄付を包んだのし袋を手渡した。
PVP JAPANは一昨年8月に売電を開始した。発電事業者を選定するプロボーザルで同社は、想定発電量の96.1万kWhを上回った分の売電で得た収入の5%以下を燕市子ども夢基金に充てるとした。
昨年度が年度途中からのスタートだったこともあり37万円の寄付だったが、今年度はその2倍以上になった。
発電実績は想定を大きく上回っており、今年度の発電実績は135万kWhと、想定の40%増にものぼった。雪国は日照時間が短いうえにパネルに雪が積もることもあり、発電には不利と思われている。しかし、窪倉代表取締役は、関東では春にパネルの汚れを落とす作業が必要になるが、雪がパネルを滑り落ちると一緒に汚れを落としてくれて春は逆にパネルがぴかぴかになること、積雪期は雪の反射もプラスされることなど、雪国ならではのメリットに気付いたことを喜んだ。
そして「地代をお支払していないのが心苦しい」、「来年以降も協力させていただいて」とさらに発電実績を向上させるよう努めていくと話していた。