三条市は24日、4月1日付けの職員の人事異動を内示。異動対象者は全職員930人のうち344人で、組織機構の見直しなど特殊要因を除くと例年並みの規模の異動だ。
部長級の異動は、正職員では宗村里士市民部長と土田壮一建設部長の定年退職に伴い、大平勲教育委員会教育総務課長(56)が市民部長に、大山強一農林課長(56)が建設部長にそれぞれ昇任。消防本部関係で角田甲午消防本部・消防長の定年退職に伴い、大久保修一消防本部次長兼消防署長(57)が消防長に昇任する。
また、中央省庁の国土交通省・北陸地方整備局から建設課長に1人が就く。2年間、政策推進課長を務めた1人が総務所に戻り、営業戦略室主幹1人も国土交通省北陸地方整備局に戻る。
市の人事異動内示には含まれていないが、東日本大震災の災害派遣として福島県の南相馬市と相馬市に派遣されている職員各2人の計4人は、本人の希望もあって平成26年度も派遣を継続する。
3月31日付けの退職者は、定年退職が昨年より8人多い46人で、普通退職17人の計63人。新規採用は正職員12人、保育所・児童館関係で3人、消防本部関係で7人の計22人。さらに、公的年金の支給開始年齢の引き上げを背景に、定年を迎えた職員の任期を定めて再雇用する制度の再任用を本格的に行い、10人を再任用する。
このほか、期限付き任用職員や期限の定めのある併任の異動も内示した。異動の内容は三条市のホームページにPDFで掲載している。