燕市幼稚園・保育園適正配置実施計画に基づいて4月開園の「よしだ保育園」=燕市吉田浜首町=に統合される吉田神田保育園(小川昭子園長・園児51人)=吉田東町=と吉田中央保育園(草野恵子園長・園児134人)=吉田弥生町=で28日、それぞれ閉園式が行われ、園児も一緒に園舎に感謝し、別れを告げた。
施設の老朽化や少子化、保育室の不足などから統合。吉田神田保育園は旧吉田町で2番目の保育施設として1955年に開園。76年に今の場所に移転改築された。それから建物は40年近くたち、開園当初から延べ2,611人が巣立った。
吉田中央保育園は71年の開園からずっと同じ建物で、旧吉田町で初めての2階建ての保育施設だった。これまで1,812人が巣立った。
それぞれの施設で園児と保護者や来賓が出席し、鈴木力市長が式辞を述べたほか、園のあゆみを紹介したり、園児が感謝の言葉や歌を披露し、記念撮影を行うなどした。
この日は青空が広がり、午前10時の気温は三条で11.4度の春本番の陽気。それぞれ卒園式を行った後に閉園式を行ったこともあり、目を赤くした保護者も多かった。
4月開園の「よしだ保育園」は吉田小学校の道路をはさんで向かいに建設し、鉄筋コンクリート造2階建て、敷地5,013平方メートル、延床面積2,231平方メートル、定員230人。乳児保育を実施、子育て支援センターを併設する。工事は遅れていたが、この日は竣工検査が行われた。