三条市勤労青少年ホーム「ソレイユ三条」は1日、一般社団法人新潟県労働者福祉協議会が指定管理者となり、開館時間を延長するなど新たな体制でスタートした。
今年度から指定管理者として同施設の運営を行う新潟県労働者福祉協議会(新潟県労福協)は、新潟県労働金庫、新潟県総合生協、連合新潟、新潟県勤労者福祉厚生財団などで構成する、労働者や生活者の福祉向上を目指して活動する団体。
指定管理となった体制は、新潟県労福協の構成団体となる県央地区労福協事務局長の佐藤春男さんが非常勤で館長を務める。事務局長は、平成13年から21年まで三条市青少年育成センターのセンター長を務め、三条市教育委員会小中一貫教育推進課を最後の所属として市職員を3月で定年退職した佐藤隆司さん。引き続き勤務する女性職員1人と新採用の男性職員1人の計4人。
基本的なサービス内容はこれまでと同様だが、今まで以上の利便性や親しみやすさの向上を目指していくとしている。
佐藤館長は、勤労者青少年ホームの名の通り、青年層が仕事を終えられてからのよりどころ、集まって何かを始められるところで、気持ちよく使ってもらえるところの提供をしていきたいと言う。また、地域のよりどころとしても利用されている施設でもあることから、今までの間系を続けながら、世代間交流の場としての提供もできればと抱負を語る。
佐藤事務局長は、社会では人と人とのつながりが大事で、講座やサークルなどの利用してもらい、人とかかわることを楽しく感じられればいいのかなと感じている。たくさんの人に利用してもらうために、ソレイユ三条を知ってもらうことのきっかけをつくり、情報発信にも力を入れたい考えだ。
ソレイユ三条の開館時間は、これまでの午前10時から午後9時半なでを午前9時から午後10時までに1時間半、延長した。新年度の教養講座などは昨年度と同様に受講生を募集している。今後は、利用者アンケートなど今の世代のニーズを聴きながら、民間だからできることも考えて取り組んでいきたいとしている。