4日昼、住宅や店舗が密集する三条市旭町1地内のかんなの製造工場で火事があり、木造一部2階建ての建物を半焼した。この火事でけが人などはなかった。
三条署によると、火事があったのは、土田小鉋製作所で、午後0時55分に火事の発生がわかり、1時25分に火は消えた。この火事で、1階約80平方メートルのうち49平方メートル、2階約58平方メートルのうち23平方メートルが燃えた。けが人や延焼はなかった。
出火原因などは調査中だが、午前中は同所で2人が、かんなの刃を研ぐ作業を行っていたが、出火当時は昼休みで留守だった。付近の人が火災を発見し、消防に通報した。
現場はパルム1跡地に近く、市役所から昭栄大橋へ向かう道路に並行する2本ほど西側の小路沿い。乗用車1台が通るのもやっとの狭い道で、大きな消防車両は入られず、近くの通りからホースを延ばして消火活動を行った。
住宅密集域でもあり、となりはブロック塀で仕切られていたが、石油やプロパンガスなどを扱う商店の保管庫やミニタンクローリーなどもある駐車場だった。
大きな被害につながる可能性もあっただけに、消火活動を見守っていた近所の人や消防関係者も、発見が早かったことはよかったと話していた。