燕市で6日、告示された燕市長選と燕市議補欠選は、午後2時半までにそれぞれ先に出馬を表明したひとりの立候補しかなく、無投票の公算が高まっている。
市長選は任期満了、市議補欠選は欠員に伴って行われるもので、いずれも定数は1。午後1時までに市長選は2期目を目指す鈴木力氏(53)=吉田大保町=、市議補欠選は共産党新人で同党燕市委員会委員長の宮路敏裕氏(56)=東太田=だけ。午後5時の締め切りまでにこれ以外の立候補の届け出がなければ、無投票でそれぞれの当選が決まる。
鈴木氏の陣営は午前8時半から市役所で立候補を届け出たあと、9時から支持者100人近くが集まった選挙事務所で出陣式を行い「がんばろー!」とこぶしを振り上げて気勢を上げ、出陣した。
10時15分から燕市吉田産業会館で第一声を放ち、妻と長女も同行した。出陣式のころまで降っていた雨はやんだものの、厳しい寒さのなかでの演説。以前から無投票が予想されていたこともあってか、鈴木氏が乗る街宣車のルーフには、看板や拡声器もない。
ポータブル拡声器を使っての演説は音が小さくて聞き取りづらかったが、支持者50人ほどが訪れて演説に聴き入っていた。