燕市分水地区で20日行われる分水おいらん道中にあわせて11日から27日まで開かれる「つばめ桜まつり」に向け、おいらん道中が歩く大河津分水桜並木でぼんぼりなどの設置作業が行われている。
企業などから協賛金を受けて毎年、沿道に設置しているもの。ことしは協賛金2万円のぼんぼりの「大」が12基、1万円の「中」が36基、1万円の電灯がともるタイプが56基、5,000円のプラカードが84枚で、昨年より多めという。
抜けるような青空が広がった9日は、午前中に市職員が電灯の入るぼんぼりの笠を設置した。業者が立てた柱の上にトラックで移動しながら荷台に上がってぼんぼりを載せた。
昨年のおいらん道中は雨に見舞われて10年ぶりの屋内開催となって対応に追われただけに、自然に「ことしはこんな天気だったら最高なんだけどね」と当日の好天を願いながら作業した。
市街地では申し合わせたかのように次々とサクラが開花し始めたが、大河津分水桜並木はまだつぼみ。当日は花の見ごろにぴったりと重なりそうだ。
ぼんぼりの電灯は、「つばめ桜まつり」にあわせて11日から点灯。JR分水駅前と燕文化会館中ノ口川左岸の夜桜ライトアップも11日から行われる。