燕市選挙管理委員会(田中誠委員長)は14日午前10時から燕市役所で当選証書付与式を行い、先の市長選、市議補欠選でいずれも無投票当選した鈴木力氏(53)=吉田大保町=と宮路敏裕氏(56)=東太田=に田中委員長から当選証書を手渡した。
いずれも6日告示され、市長選は現職の鈴木氏のほかに立候補がなく、無投票で再選を果たした。任期は23日から4年後の18年4月22日まで。市議補欠選も共産党新人で同党燕市委員会委員長の新人、宮路氏以外の立候補がなく、無投票で当選した。任期はこの日14日から10月31日までの6カ月間。
田中委員長はあいさつで、鈴木氏には1期目は“燕はひとつ”や“日本一輝くまち燕”にまい進し、職員、市民に尽力したのに続き「市長の活躍を祈念」し、宮路氏には「任期は短いが燕市のために尽力を」と期待した。
鈴木氏は定刻の午前10時を過ぎても会場に現れず、事務局職員を心配させたが、限りなくセーフに近い1分未満の遅刻で到着し、息を弾ませて席に着いた。当選証書を受け取り、受領書にサインして手続きを完了すると一度、深く息を吐き、10日後に始まる2期目に気を引き締めているようだった。