三条市直江町1、北陽保育園(小松陽子園長)は、18日午後7時からことしも園庭のライトアップしたサクラの木の下で「観桜会コンサート」を開き、テレビでもおなじみの音楽家・青島広志さんとテノール歌手の小野勉さんの楽しいトークとプロの音楽を聴く。
青島さんは、東京生まれ。東京芸術大学、同大学院修士課程を首席で修了。「火の鳥」(原作:手塚治虫)をはじめ、作曲家としての作品は200曲におよび、ピアニスト、指揮者としての活動も35年を超える。最近ではコンサートやイベントのプロデュースなど幅広い才能を発揮して活躍。
NHKラジオの「みんなのコーラス」、「高校音楽講座」にレギュラー出演のほか、テレビ番組の「題名のない音楽会」アドバイザー、「たけしの誰でもピカソ」、「世界一受けたい授業」などにも出演している。
観桜会コンサートは、青島さんのトークとピアノ、小野さんの歌の1時間のコンサート。入場は無料だが、駐車スペースは限られており路上駐車は禁止なのでできるだけ自家用車を使わない方法での来場を呼びかけている。
同保育園では、2002年に園庭にあるサクラの木1本をこの花の時期にライトアップ。美しい夜桜の下で音楽が聴けたらと、翌03年にフルートと琴のコンサートを開いた。それから毎年恒例になり、これまでにビオラ、トランペット、コーラス、ゴスペル、バイオリン、フルートなど、さまざまな演奏者を招き、園児や地域の人に案内している。
ことしのライトアップは、4月8日から毎晩、午後6時半ころから8時半ころまで通り沿いの樹齢約45年ほどのサクラを照らし出している。
サクラが満開だった15日、小松園長は「なんとか、花がもってくれるように」と毎日サクラを眺めていると話し、「夜は冷えるので暖かい服装で」来場を呼びかけていた。桜吹雪のなかでのコンサートになるかもしれない。