三条市は、17日から24日までの間のうち6日間、合わせて市内15会場を巡回して、狂犬病予防注射を行っている。
初日17日は、午前10時半から大島公民館、午後0時30分から厚生福祉会館の2会場で実施。
厚生福祉会館では、サクラが散り始めた会場の駐車場に昼休みを利用した人や付近の人が、徒歩や自家用車で愛犬を連れて次々と訪れた。
3人の獣医師が並び、それぞれイヌの体調を飼い主に確認してから、首のあたりにちくりと注射。一瞬のことで、痛みも感じない様子で静かにしているイヌも多いが、会場の駐車場に入った瞬間から鳴きだしたり、しゃがみこんで動こうとしないイヌ、無理に引っ張る飼い主にもかみつく勢いでほえるイヌもいた。
狂犬病の予防注射は法律で、年1回の接種が義務付けられていて、三条市では登録済みの飼い主に案内はがきを郵送して接種を呼びかけている。
初めて予防注射を受ける場合は、直接、会場で登録を受付けている。費用は、初めての場合は、注射費用のほか鑑札や注射済表交付手数料などで6,100円。受けたことがある場合は、3,100円。