第48回雪椿まつり大園遊会が20日、加茂市・市民体育館で開かれ、メーン行事のミス雪椿公開審査の結果、ミス雪椿クイーンに仁瓶めいさん(18)=新潟市・大学生=、ミス雪椿に中野美紀さん(28)=田上町・会社員=と入山美希さん(20)=新潟市・大学生=の3人が決まった。
加茂山公園屋外ステージが会場の予定だったが、寒さが予想されたので2日前に雨天会場の市民体育館に変更した。昨年10月に大規模な豪雨災害に見舞われた加茂市と友好都市の東京都大島町から、ことしも川島理史町長を団長にした総勢39人が来場して、交歓会も行われた。大島町の太鼓「御神火太鼓」の演奏では、「復興の願いと感謝の気持ちを込めて精一杯演奏させてもらいます」と力強い太鼓を響かせると、会場の来場者は大きな拍手とともに復興へのエールを送った。
ミス雪椿公開審査は、色とりどりの振袖を着たミス候補10人がステージに並び、特別審査員からの得票と一般来場者の投票で審査した。結果発表では、ミス雪椿2人、ミス雪椿クイーンと計3人を順番に発表。3人とも自分の名前を呼ばれると驚いた表情で、そのあとは最高の笑顔を見せた。
ステージでのインタビューでは、ミス雪椿クイーンの仁瓶さんは、「ほんとに、ほんとに選ばれると思わなかったのでびっくりしました」、「これから頑張りたいと思いますのでよろしくお願いします」。中野さんは「地元が大好きなので、その地元の大好きなところをどんどん広めていけるように頑張っていきたい」。入山さんは「審査の時はうまく笑えなくて硬い表情だったのですが、これから自然な笑顔で元気いっぱいがんばっていきたいと思います」と抱負を述べた。
ミス雪椿の3人は1年間、加茂市の親善大使として市内外のイベントに参加する。決まったばかりのミス雪椿の3人は、初仕事として大島町のミス大島らと記念品の交換を行い、公開審査のあとは市中パレードで自衛隊のジープに乗って参加し、笑顔のお披露目を行った。
サクラの花びらが舞う沿道で見物していた年配の女性は「きれいなおじょうさんの笑顔を見ると、みんなが自然と笑顔になっていいですね」と、穏やかな陽気のなかでパレードを楽しんでいた。