「つばめ若者“大”会議」が26日午後1時半から燕市吉田産業会館で開かれる。ファシリテーターを任されたstudio-Lの代表、コミュニティーデザイナー山崎亮さんも参加して燕市の20年後の将来像「未来ビジョン」を考えようと昨年度1年間、開かれた「つばめ若者会議」の成果を公開するので、広く市外の人にも参加を呼びかけている。
公募して集まった燕市内の若者を中心に75人が参加。月1回のワークショップを開き、栃木県の益子町や鹿沼市への修学旅行も行った。プロジェクト別にチームが立ち上がるとチームごとの自主会を開く一方、次年度以降の自主運営を見据えて運営委員会も開いてきた。
チームは起業支援、ものづくり、看取り、場づくり、マップづくり、食、イベント、子育て、スポーツの9つ。各チームでアクションプランをまとめ、3月に内部でアクションプランのプレゼンテーションを行った。
しかしアクションプランの実行は、市民に周知し、意識を共有しながら市民を巻き込んでいくことが重要なことから、「つばめ若者“大”会議」を開くもの。アクションプラン発表は各チームとも発表7分、山崎さんのコメント3分で進める。
3月の発表では、寸劇仕立てや小道具を使ったプレゼンもあったが、今回は会場が広いこともあってプレゼンテーションソフトを使った発表がほとんどになりそう。多くのチームが本番直前まで内容を煮詰めており、3月のプレゼンと柱は同じでも見せ方はかなり違ったものになりそうだ。
その後、わくわくワークショップを行う。参加者も一緒になってテーブルにつくというユニークなもので、アクションプランを踏まえたうえで「20年後」を語ろうをテーマにみんなでアイデアを出し合い、午後5時に終わる。
また、参加者には24日に完成したばかり冊子『つばめの幸福論2013』をプレゼントする。燕市にとっての幸福論「しあわせの風景」に始まり、各チームのアクションプランの概要、ワークショップの手法やスケジュール、コラムなどを収録した。A5判、80ページで、燕市出身のデザイナー、新潟市・ツムジグラフィカの高橋徹さんがデザインした。2,000冊を作成し、部課長以上や市議、市内の学校の各クラスなどに配布する。
定員は200人。まちづくり、コミュニティーづくりに関心のある人はもちろん、誰でも参加できるので、若者たちの思いを聞いてみたい、これからの燕市の可能性を考えたいなど気軽な来場を呼びかけている。参加無料。問い合わせは、つばめ若者会議事務局(電話:0256-77-8361)へ。