24日の三条は晴れて気温が20.2度まで上がり、3日の22.5度以来21日ぶりに20度を超える暖かい陽気で、下田地区山手のサクラも見ごろを迎えた。
明け方の最低気温は4.9度で、午後からは19度前後が続き、午後2時31分に最高の20.2度を記録した。
日中は薄手の上着をはおれば十分な暖かさで、市街地ではソメイヨシノは散ってしまったが、下田地区の山手は今が見ごろだ。
江口地内では、民家の屋根より高い大きなサクラが、風が吹くたびにちらちらと花びらを散らして花吹雪に。庭月の諸橋轍次記念館では、白っぽい花びらのヤマザクラは満開で、ピンク色のシダレザクラは五分咲きから八分咲き、諸橋博士の生家前の巨木は散り始めだが、たくさんの野鳥が集まっていた。
長野地内の経蔵山妙蓮寺では、入口のサクラが満開で、境内や八木ヶ鼻を背景とした10本余のシダレザクラは、つぼみから満開とさまざま。越後長野温泉「嵐渓荘」は敷地内の10数本のサクラが満開で、宿泊客や日帰り温泉客の目を楽しませていた。
三条市役所下田庁舎から山手に向かう国道289号は、沿道のサクラが花吹雪。民家の庭のスイセンやチューリップをはじめ色とりどりの春の花が咲き、ドライバーの目を楽しませていた。