三条市選挙管理委員会は28日、前日27日に行われた三条市議会議員選挙で当選した26人に当選証書を付与した。
任期満了に伴う今回の選挙には28人が立候補し、定員の26人が当選した。午前10時から市役所で開かれた付与式では、得票の多い順に名前を呼ばれて前に進み、高野賢司選挙管理委員長から当選証書の付与を受けた。
高野委員長はあいさつで、「合併後3回目となる市議会議員選挙でありますが、無投票かと言われておりましたところ、一転して短期決戦の選挙となり、厳しい選挙戦を経て当選の栄誉を手にされた」。さらに、現在の経済状況のもと市民の市議会に寄せる期待も大変大きいものがあるだとうろして、「三条市のさらなる発展と市民の幸せのためにご尽力をお願いしたい」と市議としての活躍を祈った。
付与式のあと、議会事務局でそれぞれが届け出書類とともに新しい議員バッジを受け取った。三条市議会では最年少市議となった河原井拓也氏(29)も、同じく最年長となった伊藤得三氏(83)ら新人市議とともに職員から書類を受け取り、説明を聞いた。
河原井氏は、街宣で声がでなくなったとかすれた声でインタビューに答え「(当選を)重く受け止めております。期待に応えられるよう、身を粉にして働いていきたい」と、緊張気味に話した。
新市議の任期は5月1日から平成30年4月30日。今後は、5月中頃に臨時会が開かれ、議長や副議長など議会人事を決定する見込みだ。臨時会のこれまでの例では、新しい議長が決まるまで最年長議員が議長の代わりを務めることになっており、新人の伊藤氏が臨時会を招集するかたちになるようだ。