日本盆栽協会弥彦支部(永田忠興支部長)は、29日から5月5日まで弥彦神社で第29回弥彦神社奉納盆栽展を開いており、同支部の会員が手掛ける盆栽42席を展示している。
弥彦支部は県内にある6つの支部のうちのひとつ。弥彦村を中心に県央地域や県内の盆栽愛好者67人が会員で、そのうち42人が境内の回廊にひとり1席に作品を展示している。
ゴヨウマツやシンパク、ヤマモミジ、サツキ、ボケなど見事な枝ぶりの盆栽が並ぶ。それぞれユキワリコザクラ、ヒマラヤアヤメ、フイリギボウシといった主に花を咲かせた山野草の下草を添えて空間を構成している。
秋の弥彦の菊まつりは50年以上も続いて全国に知られ、県外から観光客を集めている。それなら春は盆栽展をと毎年ゴールデンウイークに合わせて開いており、それにあわせて弥彦支部も発足。今ではゴールデンウイーク中の弥彦になくてはならない行事のひとつとなっており、初日29日は好天に恵まれ、参拝に訪れた観光客もゆっくりと盆栽を眺めて春の行楽を満喫していた。