1日朝、三条市下田地区でクマが目撃された。4月から下田地区ではクマの足跡が見つかっていたが、姿が目撃されたのは今回が初めて。
1日午前9時半ころ、中野原字倉山地内の畑付近でおとなになったクマが目撃された。三条市下田地区ではことしになって4月22日に笹巻、26日に大沢でクマの足跡が見つかっているが、初めて実際にクマが目撃された。
4月は村上市でクマの出没が相次ぎ、26日にはクマに襲われたと思われる80歳代の女性が死亡しているのが見つかった。
クマの出没は、ブナの実が不作になるのと同じ4年周期で多くなるとされる。前回、県内でクマの出没が相次いだのが2010年で、ことしはそれから4年になり、クマの出没が増えていると思われ、くれぐれも注意が必要だ。
三条市では、むやみに山には入らない、近づかないよう呼びかけ、畑作業などで山間地へ出かけるときは鈴やラジオなど音の出るものを身につけて、クマに十分注意するよう求めている。