加茂市教育委員会はことしも「憲法記念日」の3日、加茂市文化会館で成人式を行い、337人のはたちの門出を祝った。
対象の新成人は平成5年4月2日から平成6年4月1日に生まれた337人。式典にはその72.7%にあたる245人(男141、女104)が、振袖やスーツで出席した。
来賓の小池清彦市長はお祝いのことばで、論語の「仁以て己が任と為す」の言葉をはなむけとして贈った。日本が平和憲法を放棄することによって徴兵制により国民が海外の戦場に送られると持論を述べ、「皆さんがいちばん関係のある世代」と言い、憲法改正をしてはならない、集団的自衛権は認めない、また、国の借金については心配はいらないとして日銀法などについても話し、この点をしっかりとしていけば「みなさんの将来はまったく心配ない」、「どうかみなさん素晴らしい人生を送って下さい」と締めくくった。
新成人を代表して井上悠太さんが「20歳の誓い」を述べ、「成人という節目を迎え、これまで以上に責任を持った行動、言動を心がけ、これまで支えてくださった方々へ感謝し、常に向上心をもって生きていきたいと思います」、失敗して落ち込んだときには「加茂の仲間たちを思い出し、がんばっていきたいと思います」と誓った。
閉式後は、卒業中学校ごとにステージで記念撮影を行い、隣接する加茂市産業センターで立食パーティーを行った。