燕三条地場産業振興センターでは、ゴールデンウイーク後半の3日から6日まで、「燕三条じばさんゴールデンウイークフェア2014」を開いており、県内外の行楽客などでにぎわっている。
ゴールデンウイークにあわせて開催している同センター恒例の催しで、帰省客や観光客に地場産業をアピール。地場産製品を即売する金物市、にいがた県央マイスターによる実演や体験、笹だんごなど地場の特産品やたこ焼、クッキーなど幅広い品目の日替わりの直売、スーパーボールすくいなどのゲーム(有料)が楽しめる「ちびっこコーナー」など子どもからおとなまで楽しめるイベントを開いている。
フェア2日目の4日は、朝から大勢の行楽客や帰省客が訪れ、駐車場は関東方面や福島、山形など県外ナンバーの車も数多く並んだ。
金物市と展示即売場をあわせて包丁が一番人気で、鍋、ステンレスやチタンのタンブラー、くわなども好調な売れ行きだった。
にいがた県央マイスターによる日替わりの実演と体験コーナーではこの日、手掘り彫金・彫刻の大岩信夫さんが実演。体験では木の葉の箸置きづくりを指導した。
東京から家族4人で燕三条に観光で訪れ、姉妹2人で銅製の箸置きづくりに挑戦した6年生の女の子は、1枚の銅を小さな金づちで叩いて丸みを出したりする工程で「丸めるところが難しい」、「思った以上に力がいる」と話したが、世界に1つの作品が形になっていく作業は「楽しい」と笑顔だった。
翌5日の実演は細野五郎さん(玉川堂)の鎚起銅器製造で、体験は銘々皿づくり(参加費800円)、最終日6日は飯塚昇さん(きせる屋のぼる)のキセル製作、体験はミニキセル竹入れ体験(800円)。フェアは、午前9時半から午後5時半まで。入場無料。