三条市立第三中学校(吉田一弥校長・生徒367人)では、17日に実施する下田地域の大谷ダムから同校まで32キロを歩く伝統行事「チャレンジウオーク」がことし20回の節目を迎えることを記念して、第1回に参加した昭和55年4月から58年3月生まれの卒業生の参加を呼びかけている。
「チャレンジウォーク」は、同校が生徒指導の問題から立ち直りかけていた平成7年度に、もうひとつのステップアップを図りたいとし、地域に向かって部活動以外に子どもたちのがんばっている様子を発信しようと初めて開催。
長距離を歩き通して心身を鍛錬し、協力して取り組む態度を養おうと、原則として生徒全員参加で毎年、実施。多少のコース変更などはあったものの、これまで19年間、多くのPTAの協力を得ながら続く、同校の伝統行事。ことしの1年生の保護者に第1回目の卒業生がいたことなどからも、同ウォーキングも第2世代に入ってきている。、
節目となることし、「20回の記念大会に何をしたいか?」と、生徒にのアンケートを行ったところ、「先輩と歩いてみたい」との声があったことなどから、「集え!レジェンド」のテーマで、第1回目に参加した約20年前の卒業生に参加を呼びかけようということになった。
参加対象は、平成8年、9年、10年3月の同校卒業生で、生まれは昭和55年4月から58年3月生まれの人。レジェンドコースは、中学生と同じ大谷ダムから三中までの約32キロを歩く「フルコース」と、下田体育館から三中まで約15.2キロの「ハーフコース」の2コースを用意。参加の詳細は、「三中PTA」のホームページに掲載している。
同校によると、今の学校の様子を知ってもらい、あらためて母校の素晴らしさを感じてもらいたい、また在校生には頼もしい先輩たちがいることを知ってもらいたいと、大勢の参加を呼びかけている。また、実施に先駆けて12日に在校生対象の「チャレンジウォーク集会」を開催し、第1回開催当時生徒指導にあたっていた長谷川修先生や当時の生徒会長から話を聴くことにしている。