燕市は10日、市役所で平成26年度Jack & Betty教室開講式を行い、昨年度に続いて2年目となる教室を89人の受講生でスタートした。
燕市は昨年度から重点事業として小中学生の英語力を向上させることで世界で活躍する人材を育成するJack & Bettyプロジェクトに取り組み、その柱が校外での英語教室といえるJack & Betty教室。来年2月28日まで月2、3回、主に土曜の午後に燕市吉田勤労青少年ホームで開く。
指導主事、日本人英語指導助手5人、ALT3人を講師に英会話、英作文、フォニックス、英文の音読や暗唱、スピーチ、英語検定のための学習などを実施。6月にスピーチコンテスト、8月にオーストラリア・ブリスベンへの海外派遣事業を行う。
ことし初めてサマーキャンプを行い、宿泊こそしないが7月30日から8月1日までの3日間、吉田産業会館で特別講師に講演を聴いたり、学校や学年を超えたグループでの英語の寸劇、ドラマづくりを行う。教室の開講期間も昨年より2カ月長く、より充実した内容となっている。
ただ、教室の内容を各学校が英語の授業に組み込んだこともあるのか、受講生は昨年度のスタート時の188人の半分以下に減ったが、今年度はリーダーの育成といった部分にも力点を置いている。
10日は教室初日で、その前に開講式。上原洋一教育長は「ことしはもっとパワーアップしていこうと思います」と言い、すすんで仲間づくりするよう求めた。
鈴木力市長は、英語力という「魔法のつえ」で世界の人と話し、「魔法のほうき」で世界中に飛んでいくことができるとし、「じゃあ皆さん、夢をつかみとりましょう!」と励ました。
受講生を代表の抱負では、燕南小学校6年生小林伸明君は、父の仕事の関係で3年間、中国に住んだが、英語が話せないためにいろいろな国の人と話せず、6年後の東京五輪では「英語で日本の良さ、燕のことを話してあげようと思う」。分水中学校3年生谷地菜々子さんは、いろんなことに挑戦しようと受講し、「この教室に参加したからには、どんな活動にも積極的に参加し、充実したものにしたい」と話した。このあとさっそく自己紹介からレッスンをスタートした。