サッカーのドイツ・VfBシュツットガルトに所属する三条市出身、酒井高徳選手がブラジルW杯日本代表のメンバーに選ばれたのを受け、三条市は14日午前10時半から市役所に酒井選手の代表入りを祝い、激励する懸垂幕を設置した。
懸垂幕は長さ6メートル50センチ、幅90センチ。「祝 ワールドカップブラジル大会 サッカー日本代表 酒井高徳選手 ガンバレ!!」とある。
酒井高徳後援会の須佐茂会長(65)をはじめ会員や市職員が見守るなか、低層棟の屋上から懸垂幕を垂らすと拍手。須佐会長があいさつし、酒井選手は努力家で勉強家、その結果がW杯日本代表入りにつながり、前回W杯にサポート参加、ロンドン五輪出場で大きなものを得たなかで今回があったとした。
酒井選手の出場機会は絶対あると確信し、「今まで自分が練習してきたもの、それらを思う存分、発揮していただいてチームに貢献、いわゆる得点にからむようなアグレッシブなプレーを期待しております」と話し、それがスポーツをしている市民、県民に「大きな夢と希望を与える」と活躍を願った。
懸垂幕の前には「頑張れ!!酒井高徳選手」と書いた日の丸を置き、そこに須佐会長ら後援会会員が応援のメッセージも書いた。
たまたま前を通りかかった市民は「これから何かあるんですか?」と首をかしげ、酒井選手応援の懸垂幕の設置と聞くと「あー!。せっかくだから見ていきましょ」。W杯開幕まで1カ月あるので、まだ市内ではW杯に向けてあまり盛り上がっていないが、W杯の報道が過熱するにつれて県内初、三条市出身選手のW杯出場の意味の大きさに市民も誇りをもつことだろう。