燕市産業史料館が4月から10回シリーズで開いているMINI講演会「ヒト×学芸員」トークバトルの第2回は、鎚起銅器の玉川堂=燕市中央通2=の7代目当主、玉川基行社長を講師に迎えて24日午後4時から同史料館で開く。
玉川社長は1970年生まれ。200年以上に及ぶ伝統産業である家業を継承し、国内唯一の鎚起銅器の地場産業発展のために努力している。新たな試みとしてコーヒーポットなど、身近な家具や食器の開発にも取り組む。
世界最高級のシャンパンブランド「クリュッグ」の6代目オーナー、クリュッグ氏と意気投合し、シャンパン用ボトルクーラーも開発。積極的に海外展開を進め、日本の伝統文化である鎚起銅器と海外文化を融合させたものづくりの可能性を追求している。
来年3月まで全10回、10人のゲストを招いて学芸員と熱いトークバトルを繰り広げる企画。今回は玉川さんから燕の鎚起銅器の歴史と魅力、なぜ燕で200年以上も鎚起銅器の技術が伝承されているのが、これからの展望など熱い思いが詰まった90分間を楽しんでもらう。
聴講は無料だが、入館料で高校生以上300円、小中学生100円が必要。問い合わせは同史料館(電話:0256-63-7666)へ。