三条市は23日、ことしも梅雨を前に豪雨などによる災害に備え、7.29豪雨災害で被害を受けた場所など、市内の河川や山地などの危険カ所6カ所を巡視した。
毎年、出水期を前に行っており、市長や副市長をはじめ市の災害対策本部や消防本部、新潟県三条地域振興局地域整備部など21人が参加。午後1時に市役所三条庁舎をマイクロバスで出発し、今回は三条地区3カ所と下田地区3カ所の計6カ所を回った。
三条地区は、下保内地区の吉津川沿いの下保内湛水防除カ所、平成23年7月23日水害により上流部の山腹が崩落して谷が埋没した麻布地内の県営治山、内壁の亀裂や浸食が確認されて豪雨時に土砂堆積などが懸念される構造の昭和24年に竣工した麻布隧道。
下田地区では、7.29豪雨災害で土砂災害などが発生し砂防激甚災害対策特別緊急事業が行われている庭月、院内、塩野渕の3カ所の砂防堰堤工事の現場を巡視。
それぞれの危険カ所で車から降り、現状や工事の推移などの説明を聴き、状況を確認した。