東京ヤクルトスワローズのホームグラウンド、明治神宮野球場で販売する弁当を製造する有限会社行楽=東京都文京区本郷2=とJA越後中央=新潟市西蒲区巻甲=は24日、つば九郎米に関する販売協定を締結。7月初めにも神宮球場で「つば九郎米弁当」が販売されることになった。
燕市東太田地内の農業体験田「スワローズ・ライスファーム」の田植えが行われたのにあわせて調印式を行った。後楽の羽柴豊取締役とJA越後中央の山際利司代表理事理事長が調印書を交わし、スワローズのマスコットで燕市PR隊鳥の「つば九郎」と鈴木市長が立会人。さらに田植えの参加した首都圏からのツアー客や地元のつば九郎ファンも見守った。
つば九郎米は、スワローズとのコラボレーションで2011年秋に発売。JA越後中央管内の農家が化学肥料や農薬の使用を通常より3割減らして栽培した100%コシヒカリ。そのつば九郎米を使った「つば九郎米弁当」をことしから3年間、後楽が製造するのに伴う協定で、現在、神宮球場で販売された7種類の弁当に新たに「つば九郎米弁当」が加わる。
価格は税込み800円で、ことしは3千食から5千食、年間で8千食から1万食の販売を見込み、年間では約1トンのコメを出荷することになるビッグプロジェクトだ。
弁当のパッケージも披露したが、つば九郎はスケッチブックに「おべんとうばこにしませんか?そしたらばいうれます」と書いてアドバイス。おかずは検討中で、燕市は十全ナスなど食材でも地元さんの利用を求めている。