燕三条駅弥彦線乗換通路リニューアルに伴ってJR東日本新潟支社は6月7日、燕三条駅で新潟デスティネーションキャンペーン特別企画のセレモニーと燕三条駅県央祭りを行って県央地域の観光をPRする。
セレモニーは午後2時から駅2階コンコースで行う。県三条地域振興局長と県央地域の市町村長を来賓に、弥彦神社神職による神事で旅する人の安全と観光振興を祈願し、主催者あいさつ、来賓祝辞などを行う。
燕三条駅県央祭りは午前10時から午後3時まで開き、県央エリアのご当地芸能ステージ、ゆるキャラ大集合、E6系新幹線車両展示を行う。ご当地芸能ステージは午前10時から午後0時半まで1階コンコース特設ステージで行い、三条、燕、加茂、弥彦の太鼓や踊り、さらに岩室温泉芸妓(げいこ)の踊りも披露する。2階コンコースでは午前10時から午後3時まで輪投げや射的、スーパーボールすくいなど祭りの縁日風屋台を開設する。
ゆるキャラ大集合は午前11時からと午後1時からの2回、1階コンコース特設ステージでれぞれ30分間行う。新潟県のレルヒさんと、燕市のきららん、三条市のエコちゃんサンちゃん、岩室温泉のいわねちゃん、田上町の田上レンジャー、弥彦村のもちうさぎ、加茂市の加茂レンジャー、SLばんえつ物語キャラクターのオコジロウ・オコミが来場し、記念撮影や握手会を行うほか、ミス雪椿も参加して盛り上げる。
E6系新幹線車両展示は、午前10時半から午後2時まで新幹線ホーム13番線に「JAPAN RED E6系」が停車し、自由に車内見学してもらう。E6系は秋田新幹線で使われており、イベントでもなければ新潟県内を走るのは珍しく、燕三条駅に停車するのは今回が初めての貴重な機会で、鉄道ファンの人気を呼ぶはずだ。ホームへ入るには切符や入場券が必要になる。
JR東日本新潟支社では、4月から6月までの新潟デスティネーションキャンペーンにあわせて燕三条駅弥彦線乗換通路をリニューアルし、ことしに入ってからゴールデンウイークころまで工事が行われた。来年の弥彦神社御遷座百年も控え、昨年秋に弥彦駅をリニューアルしたのも弥彦観光をアピールする一連の取り組みだ。
燕三条駅のリニューアルは、弥彦神社が設置したミニ鳥居を化粧直し、鳥居の下から弥彦線乗換通路へと続く床を弥彦神社の参道を思わせる石畳風にし、天井に大きなシーリングライトを設置して荘厳な雰囲気に。ほかに壁や柱に温泉街をイメージした木製の装飾を施し、灯ろうのような照明を設置。弥彦線乗換通路の壁には、三条市の三条祭りの大名行列、燕市の国上山にある良寛が晩年を暮らした五合庵と分水おいらん道中、弥彦村のもみじ谷と玉兎(たまうさぎ)と県央エリアの名所や名品を描いた。
「県央エリアを広く外へPRしている姿を知ってほしい」と燕三条駅の時田康弘駅長。デスティネーションキャンペーンをまだまだ知らない人も多く、広く地域の魅力をPRするキャンペーンであることを知ってほしいと言う。
イベントは三条凧合戦の1日目に当たり、「凧合戦を見てからでも子どもからおとなまで楽しんでいってほしい」と来場を待っている。
このイベントにあわせて、燕三条駅観光物産センター「燕三条 Wing」でも同じ日の午前10時から午後3時まで縁日屋台を出店し、「燕三条 Wing」前にスーパーボールすくい、水ヨーヨー、輪投げなどの店が並ぶ。さらに「畑の朝カフェ」ジュースの試飲販売会、地酒の試飲販売、地元野菜の直売会も行われる。