燕三条地場産業振興センターでは、6月11日午後1時半から参加費無料の欧州向け商品開発セミナー「ドイツの実例から学ぶユーザー志向のものづくり」を開く。
ドイツ在住の日本人講師を招き、欧州での実例から生産者とユーザーとのギャップ、ライフスタイル、嗜好性など、そこで暮らす人からの生きた情報を聴き、商品開発に活かすためのセミナー。海外に限らず、対象ユーザーの生活スタイルや文化を知ることは商品開発の基本としている。
講師は、国際見本市スペシャリスト・コンセプトストア経営兼バイヤー・欧州展開戦略コンサルタント、Sa:Su Network GmbH代表取締役の鈴木里美さん。
鈴木さんは、1994年渡独。フリーでドイツの国際見本市にてトレード・フェア・スペシャリストとしての経験を積み、2001年国際見本市総合コンサルティング会社を設立。その一方、11年にミュンヘン市の中心地に日本の優れたデザインプロダクトを販売するコンセプトストアをオープンした。
ディストリビューターとして他のデザインショップやミュージアムショップへの卸業も展開し、2014年のドイツ・フランクフルトで開かれたアンビエンテに出展。ものづくりの製作過程の原点から参画し、Made in Japanプロダクトの欧州輸出促進に貢献すべく、2013年に東京都港区に(株)SATOMI SUZUKI TOKYOを設立。日本のデザイン・プロダクトを欧州に販売することを使命とし、ドイツと日本を往復する日々を送っている。
また、同セミナーでは、同時開催として、ドイツで販売する商品を本気で開発したい人やドイツの展示会に出展したが成果が出ないといった人などに向けた「ドイツ向け商品開発ワークショップ」の参加者募集も行う。
セミナーの定員は70人。参加費は無料だが、6月4日までに申し込みが必要。申込み書は、同センターのホームページからダウンロードできる。問い合わせは、燕三条地場産業振興センター企画支援課(電話:0256-35-7811)へ。