2日に試合が始まる燕市体育協会主催第43回燕市民ナイターソフトボール大会の開会式が1日、会場となる燕市スポーツランド燕で行われ、参加23チームによる熱戦がスタートする。
参加チームの選手をはじめ、大会関係者など約70人が参加。選手はダイヤモンドでプラカードを先頭にチームごとに整列。昨年優勝の小中川バッファローズが優勝旗を返還し、燕市ソフトボール協会の木原会長はあいさつで、参加チームが年々、減っているが、若い選手を増やして来年は参加が増えることを願うとともに、参加チームには「あくまで楽しくが大前提」と和やかな競技を求めた。
鈴木力市長が3年ぶりに出席した。3年前は東日本大震災の年。その開会式で、当時は節電が求められたものの電力需要のピークの時間帯ではないナイターは、照明の電力消費を気にせずに思う存分やってほしいとあいさつしたことを振り返り、「きょうから技を磨き、優勝に向けて頑張って」と求めた。
チーム「スワロー」の武内友宏選手が選手宣誓、審判上の注意のあと、始球式を行った。試合は翌日からなので本来は始球式の必要はないが、開幕らしい雰囲気の演出、景気づけにと行ったもので、鈴木市長が投手、来賓の桜井甚一県議が打者を務めた。
鈴木市長は13日に明治神宮球場で行われる東京ヤクルトスワローズ4市交流イベント後の世横浜DeNAベイスターズ戦で始球式を行うことになっている。その投球練習をと、鈴木市長は開会式前に選手とキャッチボールに汗を流した。この日の始球式はソフトボールの下手投げなので勝手は違ったが、見事ストライク。「さすが市長、(捕手まで)届きました」のアナウンスに鈴木市長はにこにこだった。このあと打球の飛距離で缶ビールがもらえるホームラン競争のゲームを楽しんだ。
燕市ソフトボール協会はシーズンを通して各種の大会を行っている。燕市民ナイターソフトボール大会はその先駆けとなった歴史の古い大会。この大会が始まって2、3年後に同協会が発足し、燕市のソフトボール普及の礎となった。しかし年々、参加が減っているのが悩みの種で、ことしも参加チームは昨年より2チーム少ない23チーム、参加者は59人少ない499人となっている。
大会はトーナメント戦で競い、梅雨時とあって雨で中止になる試合が多く、日程は読みづらく、大会終了が8月にずれ込むこともあるが、7月いっぱいで終わる。