燕市と燕市消防団、燕・弥彦総合事務組合消防本部は6日、初めて燕市役所の新庁舎を会場に燕市消防演習を行い、約900人が参加して炎天下で訓練を披露した。
これまで消防本部の訓練場を会場に毎年行ってきたが、より広い会場で実戦的にということもあり、ことしは昨年、開庁した燕市の新庁舎を会場に主に庁舎南側の舗装された駐車場を使って行った。
消防団員800人、ちびっこ消防隊の小学校4年生12人、消防職員50人、県消防防災航空隊5人などが参加。分列行進や機械器具点検といった基本や日常的な訓練から、小型ポンプ操法競技会、ちびっこ消防隊放水、救助訓練、県消防防災ヘリコプターによる救助、一斉放水などを行った。
この日は三条で最高気温30.4度の真夏日となる猛暑のなか、長袖の制服の団員や職員は顔を赤く火照らせながらも規律正しい訓練を披露した。消防本部では一般の見学はほとんどなかったが、オープンな市役所が会場とあって200人ほどの市民が見学に訪れた。
ただ、予想以上に大勢が訪れたため駐車場が足りなくなり、不満をもらす市民もいたが、庁舎の真上でホバリングする県防災ヘリが、屋上から要救助者を引き上げる救助や7本の水のアーチをかける放水訓練には目を輝かせて見入っていた。
また、小型ポンプ操法競技会の結果、1位が第12分団第3部、2位が第5分団第2部、3位が第7分団第4部だった。