商店街や町内のにぎわいにつながればと、燕市宮町(竹井満喜子自治会長)は七夕にあわせて町内の戸隠神社(星野和彦宮司)で「つばめ七夕祭り」を行い、6日はお楽しみ会と短冊に書いた願いごとの成就を願う神事を行った。
仕掛け人は宮町の竹井自治会長。地元の宮町商店街のアーケードがこの春までに撤去された一方、燕市は「つばめ若者会議」をスタートして地元の若者が活発化しているのにも刺激され、自分にも何かできることはと、地元の老人会や子ども会にも働きかけて企画した。
以前、商店街が七夕飾りを設置し、短冊に願いごとを書いて自由に下げてもらっていたのを思いだし、先月22日に戸隠神社境内に8本の七夕飾りと短冊を設置。合わせて少なくとも200枚以上の短冊が下がった。
七夕は7日だが、参加しやすいように日曜の6日にお楽しみと神事を行い、地元の子どもたち10人余りを含め約30人が参加した。拝殿で星野宮司が「あまてらすさま」、竹井自治会長が「はたおりぼしとひこぼし」の紙芝居を見せたあと、神事を行った。
星野宮司は、七夕の伝説や七夕につきものの食べ物はそうめんであることを話し、「短冊に書いた願いが戸隠神社の神さまから天の神さまに届くように郵便屋さんになってもらいます」と子どもたちに説明。子どもたちは紙芝居に熱中し、神事でもおとなと一緒に神妙な顔で祈っていた。