だし製品を製造、販売する株式会社新栄食品(高橋枡己社長・三条市栗林)は6日、同社に開設した自社ブランド「だし屋ジャパン」のミニショップのPRにと6日、同所で「だしの陣」を開いて「だし屋ジャパン」の味を自分の舌で確かめてもらった。
同社は1981年創業で、業者向けにだし製品を販売してきたが、一般消費者向けの小売を強化しようと1年ほど前に「だし屋ジャパン」を立ち上げた。しかし、まだ「だし屋ジャパン」は限られた店舗でしか扱っていないことから、会社の倉庫の一部を改装して6月5日にミニショップをオープンし、「だし屋ジャパン」の約30のアイテムを用意している。
削り立ての「だし屋ジャパン」のかつお節とタマゴを盛りつけた卵かけおかかご飯、煮干しの粉と村上の越後みそ「雪っ子」でつくるみそ汁を無料で試食してもらったほか、産地別のコンブの味の違いを比べる利きコンブ、市内の小柳産業が製造するかつお節削り器を使ったかつお節削りの体験、居酒屋地朗介がかつお節をたっぷり使ったたこ焼きの提供などを行った。
同社では30人も来てくれれば控えめに見積もっていたが、昼までにすでに100人近くの来場があり、社員らは来場者の対応に追われた。来場者は削り立てのかつお節に「いつも食べるてるのとは全然、違う」と感激。コンブも産地が違うだけで自分の舌でわかるほど味が変わることにも驚いてた。
高橋直彦事業統括部長は「こんな大勢の人が来てくれるとは予想もしていなかった。今後も年に1回でも2回でも定期的にこうしたイベントを開いていきたい」と話していた。