新潟地方気象台の10日午後4時半の発表では、県内は台風8号の接近で11日夕方にかけて土砂災害に警戒し、強風、低地の浸水、河川の増水、落雷、突風に注意を呼びかけている。
台風8号は、10日午後3時には室戸岬の南南東約40キロの北緯33度00分、東経134度20分にあり、1時間に約45キロの速さで東北東へ進んでいる。中心の気圧は985ヘクトパスカル、最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルで、中心の南東側600キロ以内と北西側390キロ以内では、風速15メートル以上の強い風が吹いている。
台風は速度を速めながら本州の南岸沿いを東北東に進み、11日明け方から昼前にかけて、新潟県に最も接近する見込み。10日から11日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、上中下越で陸上12メートル(25メートル)、海上15メートル(25メートル)、佐渡で陸上13メートル(25メートル)、海上15メートル(25メートル)。
11日午後6時までに予想される降水量は、多い所で1時間に上中下越で40ミリ、佐渡で25ミリ、24時間では上中下越100ミリ、佐渡60ミリ。