2004年の7.13水害からちょうど10年の13日、9人の尊い命が失われた三条市では、追悼式典を開催するとともに、例年のように五十嵐川水害復興記念公園に献花場を設置する。
10年目の節目の年として、水害の犠牲者に哀悼の意を捧げ、この水害の教訓を生かして災害に強いまちづくりを推進していくことを誓う。
追悼式典は、午後1時10分から第一中学校・嵐南小学校体育館アリーナで行い、式典と陸上自衛隊東部方面隊の演奏などの2部構成。太田昭宏国土交通大臣、泉田裕彦県知事をはじめとする来賓約200人、同校の小学5年生から中学3年生までの児童・生徒848人、事前に整理券を配布した一般200人の約1,250人が列席する。
1部の式典は、1時10分から2時15分までで、開会後、10年前に諏訪地内の堤防が破堤した時刻の午後1時15分に黙とうを行う。国定勇人市長の式辞、森山昭市議会議長挨拶、太田大臣や泉田裕彦県知事など来賓挨拶、電報披露、児童生徒代表の言葉、代表献花を行う。
2部は午後2時40分から4時15分。陸上自衛隊東部方面音楽隊の演奏、音楽隊と第一中学校吹奏楽部との合同演奏を行う。
また、午前11時20分から午後6時まで、ことしも五十嵐川水害復興記念公園に献花上を設置。午後0時35分から同所で7.13水害追悼献花式を行い、国定市長らが献花を行う予定だ。
三条市が7.13水害での式典を行うのは5年の節目から2回目。5年前の2009年7月13日は三条市厚生会館を会場に「7.13水害復興記念式典」を行い、復興と河川改修事業がほぼ完成したことを祝うとともに、これまでに寄せられた多くの支援に感謝し、安全・安心のまちづくりを誓った。