燕市はJack & Betty プロジェクトで英語教育に力を入れ、東京ヤクルトスワローズとのコラボ事業に取り組んでいる。その意向に沿うように、夏休みに外国人観光客向けのはとバスに乗って観光をしながら英語を学び、さらにプロ野球ヤクルト対巨人戦を観戦するツアーが生まれた。
株式会社JTB関東が企画したツアー、東京イングリッシュ観光&ヤクルトスワローズ応援「つばめ市民号」がそれ。8月19、20、21日の3日間行う燕市役所発着の貸し切りバスを使った日帰りツアーで、午前7時45分に出発する。まずは、はとバスツアーで、浜松町バスターミナルで展望台の見学から皇居、銀座、浅草寺、仲見世通りと回り、吾妻橋から日の出桟橋への隅田川水上バスに乗って東京駅へ到着する。
このはとバスは、外国人向けパッケージツアー、JTBサンライズツアーズとして運行されているもので、ガイドはすべて英語で行われる。参加者も原則として外国人で、英語ばかりの環境のなかで英語漬けになり、観光しながら英語に親しみ、外国人観光客とも交流して本物の英語を学んでもらう。その後、神宮球場で行われるヤクルト対巨人戦を観戦し、翌日午前0時半に燕市役所に帰着する。
旅行代金はおとな16,000円、小中学生13,000円、5歳以下11,000円。20歳未満は保護者の同意が必要で、15歳未満は保護者が同伴する。
JTBの前身、日本交通公社はそもそも100年前に外国人観光客誘客促進を目的に設立された。はとバスもJTBのグループ会社。法人営業三条支店(山田雅一支店長・三条市旭町2)では、燕市のJack & Betty プロジェクトなどの取り組みを知るなかで、同社の強みを生かしたツアーをと今回のつばめ市民号を企画した。
燕市にとっては、まさに我が意を得たりのツアーで、市と燕市観光協会が企画に協力。ツアーのちらしには、鈴木力市長も参加を呼びかけるメッセージを寄せている。山田支店長は「市民の方への還元するといった意味もあり、今まで違った切り口でご提案をできたのではないか。今後も折にふれてこうした企画を提案したい」と話している。申し込みの締め切りは7月18日。申し込みや問い合わせは法人営業三条支店(電話:0256-35-7222)へ。