7.13水害からちょうど10年の13日、三条市はことしも諏訪地内の五十嵐川の堤防が決壊した場所に造られた五十嵐川水害復興記念公園に献花台を設置し、訪れた遺族や市民らが献花を行って水害で犠牲になった9人の冥福を祈った。
この日、午後1時10分から第一中学校・嵐南小学校で行われる「7.13追悼式典」を前に午後0時35分から同公園で献花式を行い、遺族の5人をはじめ、国定勇人三条市長、太田昭宏国土交通大臣、国会議員、県議会議員、国、県、市関係者など21人が参列。
小雨がやんだくもり空の下、遺族、太田大臣と列席者が順番に白いキクの花を献花台に供え、破堤によって濁流が流れ込んだ嵐南地域を前に建つ慰霊碑に向かって手を合わせ、水害で犠牲になった人たちの冥福を祈った。
献花式が終わると、太田大臣は遺族に「大変でしたね」と声をかけ思いやっていた。
この日、午前11時20分に慰霊碑の前に設置した献花台には、すでに市民が手向けた白いユリやヒマワリなどの花束が並んでいた。