2015年1月に始まるNHK大河ドラマ「花燃ゆ」のセットに、三条の鍛冶職人が作る和釘やかすがいが使われることになった。
13日に三条鍛冶道場で行われた和釘大使任命式で長谷川晴生館長が紹介した。11日に正式な発注があり、約6種類の和釘やかすがい、合わせて200個ほどを作る。すでに三条鍛冶道場スタッフが製作に取りかかっている。
長谷川館長は「最近、富みに和釘の製作依頼がある」と言い、京都の仏像修復もそのひとつ。今回は大河ドラマのセットに三条の和釘などを使いたいと依頼があった。
国定勇人市長は、テレビ放送の今のフルハイビジョンに比べて4倍の解像度の“4Kテレビ”へ移行することから、4K時代にはセットの釘にも本物が求められる時代になり、「さすがNHKですよね。本物のセットを考えていこうとなったときに、和釘だったらやっぱり三条だと思っていただいた。ここはNHKの先見の明があるなと思った」と三条に対する評価を喜んだ。