19、20の2日間、三条東公民館で第8回新潟エアクラフトモデラーズ展示会が開かれており、お題の「紅・赤・あかい」ちなんだ日本の機体を中心に約200の航空機模型が展示されている。
新潟エアクラフトモデラーズ(略称「NAM」)はクラブではなく、航空機模型を製作する県内の愛好家のこと。三条での展示会はこれが6回目になる。
終戦当時、15歳だった少年兵も今では85歳。昨年の展示会で高齢の人から「懐かしい機体を見せてもらったが、次は来られるかわからない」という感想もあり、今回は日本の機体を特集した。
出品者は県内と県外が約20人ずつで、県外からは岐阜、富山、千葉、神奈川などから出品。1/32、1/48分スケールのプラモデルが中心で、日本の機体は零戦をはじめ、鍾馗、雷電、隼、疾風、紫電改、五式戦など第2次大戦で活躍したプロペラ機が並ぶ。また、同じ零戦でもエースパイロット、坂井三郎が乗った機体を忠実に再現したものもある。
全国的にも航空機に限定した模型の展示は珍しい。初日19日は来場者も県内はもちろん、県外から訪れた人も多く、しゃがんで目線を機体と同じ高さまで落として実機をイメージしながら鑑賞したり、出品者に「ガラスはキットのままですか?」と質問したり。開場している間、ずっと会場で過ごす人も多かった。20日は午前10時から午後4時まで開く。入場無料。