燕市の姉妹都市交流事業で燕市を訪れている米国・ミシガン州ダンティ村からの使節団の中学生5人が22日、鈴木力市長を表敬訪問した。
旧吉田町は、新潟ダイヤモンド電子=燕市吉田鴻巣=の関連会社がダンディ村へ工場進出したのをきっかけに交流が始まり、94年に姉妹都市となり、合併した新しい燕市もその事業を引き継いでいる。
毎年、両市の子どもたちが交互に行き来しており、ことしはダンディ村から燕市へ。ダンディ村には幼稚園から高校までの学校が同じ敷地にあるダンディー・コミュニティー・スクールがある。その中学生、12歳から14歳までの男子2人、女子3人の5人の使節団が14日から29日まで燕市を訪れている。
鈴木市長の表敬訪問には、引率の事務職員と6人で訪れた。5人はそれぞれ自己紹介し、名前や趣味について紙を見ながらぎこちない日本後で話した。
燕市から使節団へ吉田まつりのはっぴや燕製品のトング、使節団から燕市へハンドタオルやチェリー、チョコレートなどのプレゼントを交換。鈴木市長は「日本の夏は暑いので体調に気をつけて」と燕市での経験が充実したものになるよう願った。
使節団のアビゲイル・ホーキーさん(14)は、「燕市の文化的なものも体験を通して学びたい」と話していた。
使節団は燕市内のホストファミリーがひとりずつ受け入れ、これまで飛燕夏まつり、新潟市水族館、弥彦山などを訪れた。この日はこのあと新潟ダイヤモンド電子の工場を見学し、百均での買い物の体験。翌日からは小学校訪問、市内の施設や企業の見学などを行う。