燕市内3地区の夏まつりの最後、第57回吉田まつりが25、26の2日間、JR吉田駅前広場を中心に開かれており、初日25日夜の民謡流しは40団体から2,000人余りが参加して踊りの輪をつくった。
この日は三条で最高気温32.7度のこの夏2番目の猛暑。午後7時でも27.5度と日中の蒸し暑さが残る中、車両通行止めにした吉田駅前広場で、よしだ笑猫による太鼓演舞披露で始まった。
きららおひさま保育園カラーガード、吉田太鼓龍神会の演奏に続いて吉田民謡流しへ。参加した町内や企業は昨年より1団体増え、まつりのはっぴや民謡団体はそろいの踊り浴衣、企業であつらえた浴衣などを着て「吉田ばやし」と「吉田繁盛ぶし」を踊った。
米国ミシガン州ダンディ村から燕市を訪れている使節団の中学生もまつりのはっぴを着て参戦した。途中の休憩では恒例で参加者に氷菓が配られ、火照った体を冷ましてさらに踊り続けた。
昨年まではこれで踊りは終わりだったが、ことしはこのあと駅前広場で「吉田甚句」を踊った。10年以上前まで吉田地区では「ビジョンよしだ」で毎年8月に盆踊りが行われ、そこで吉田甚句を踊った。それが途絶えてから吉田甚句を踊る機会がなくなったことから、吉田まつりで吉田甚句を踊りたいという声があったため、復活させるような形で初めて吉田まつりに組み込んだ。
踊りは民謡流しの2曲より手と足のコンビネーションがはるかに難しい。それでも年配の踊り好きな人を中心に100人近くで輪をつくり、にこにこ顔で張り切って踊り、気持ちのいい汗を流していた。
吉田諏訪神社の例大祭に伴って露店が10店舗ほど出ているの子どもたちにはうれしい。最後は、よさこい吉田繁盛ぶし&竿灯(かんとう)まつり。もちまきを行う竿灯の周りには数百人が群がり、菓子を求めて大にぎわいだった