燕市内3地区の夏まつりの花火を統合した燕大花火大会が27日夜、初めて市庁舎南側の田んぼを打ち上げ場所に開かれ、22のスターマインをはじめ122の花火が夏の夜空を彩った。
昨年までは燕市に外れになる分水地区の大河津分水で開かれたが、昨年春に3地区の真ん中に位置する新庁舎が完成したこともあり、ことしはかつての吉田地区の花火の打ち上げ場所の近くに打ち上げ場所を移動した。
明け方に強い雨が降り、昼過ぎにも雨が降って天気が心配されたが、夕方から日が差し、予定通り行われた。
市は庁舎南側に広がる芝生を広場を花火の観覧場所に開放。駐車場も抽選で約390台分を開放した。駐車場は当選数の2倍近い応募があったが、ふたを開けてみると、実際の利用は確保した台数の半分にも達しなかったようで、雨が見物客の出足を鈍らせたようだ。
絶好の観覧場所の芝生広場も、開場の午後3時からビニールシートを敷いて場所取りする人もいたが、人はまばら。その分、ゆったり過ぎるくらいゆったりと過ごすことができ、子どもたちは芝生を走り回ったりしながら夏まつりを締めくくる光と音のアートを楽しんでいた。