三条市が昨年に続いて運行している秘境八十里越体感バスは、8、9月分も定員に余裕があるので、昨年のように申し込んでもどうせ定員に達してしまっているだろうとあきらめずに、申し込みや問い合わせをと呼びかけている。
県境を越えて三条市と福島県只見町を結ぶ国道289号八十里越の工事見学を通じ、事業の効果や必要性を感じ、八十里越の広大な自然や河井継之助にまつわる歴史ロマンを体感してもらおうと昨年、初めて体感バスを運行した。
ことしも「いい湯らていい」を出発して県境を越えて間もなくの第7号橋梁を超えた所でUターンするコースを設定。6月から11月まで運行し、参加定員は昨年の2倍を超す合計2,856人に設定した。
昨年は参加申し込みの受け付けを開始するとあっと言う間に申し込みが定員に達し、クレームが出るほどの人気を集めた。そのため、ことしは6月と7月、8月と9月、10月と11月の3期に分け、それぞれで申し込みの受け付け開始日を分けた。
第1期の6、7月は、ほぼ定員に達する参加があったが、第2期の8、9月は7日間、運行するが、7月31日現在で8月10日の午前便以外に空きがある。7月後半の申し込み状況でも、まとまった人数だと受けられない便はあるが、友だちと2、3人ていどならどの便にも空きがあった。
昨年の人気から遅くなって申し込んでもどうせ定員に達しているだろうとあきらめる人が多いのか、あるいはちらしには第2期の申し込み受け付け日を7月5、6日と表記したため、それ以降は申し込みを受け付けないと思われているのかもしれない。
また、ハイシーズンとも言える新緑の春、紅葉の秋と比べると夏は魅了が薄いのかもしれないが、秋は最も人気が集中すると予想され、希望しても参加できない可能性があり、確実に参加するなら夏が狙い目だ。旅行代金は一人2,100円。申し込みや問い合わせはJTB関東法人営業三条支店(電話:0256-68-2601)へ。